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プロ野球 巨人原監督のFA 人的補償制度廃止発言を考える

どうも、kyankee です。

今日のテーマはネットニュースで話題になっている
巨人の原監督が発言したとされる
FA の人的補償制度廃止案について考えてみようと思います。

まずは原監督が発言したとされる内容ですが
要約すると
1人的補償を廃止すればFA に参戦するチームが増え制度自体が活性化する
2人的補償の変わりに金銭補償の割合を上げる
3プロテクト枠を40人にする
4FA に参加しない球団を叩くべき

こんなところですかね。

ネット上では他球団のファンや巨人ファンからも
さすがに自己中すぎるとの意見で溢れかって
いますがここではどのようにすれば多くの人が納得できるような制度になるのか考えてみようと思います。


まず現状のFA 制度ですが
NPB の定めるFA 資格条件を満たし、権利を行使することで他球団との交渉が可能になります。(権利を行使したうえでの残留も可能)
移籍が成立した場合は一定の条件下で移籍先物球団から移籍元球団に金銭補償や人的補償が必要になる場合がある。現制度では外国人選手を除く年俸上位11位以下の選手(C ランク)の移籍においては補償は不要で上位3位まではAランク4位~10位までのB ランクは補償が発生する。

補償は

A ランク
旧年俸の80%または
プロテクト外選手1名+旧年俸の50%

B ランク
旧年俸の60%または
プロテクト外選手1名+旧年俸の40%

となっています。

次にこれらを踏まえながら原監督の発言について考えていきます。

まず1の人的補償を廃止すればFA に参戦するチームが増え制度自体が活性化する

これについては確かに上部では活性化する可能性はありますが、金満球団が圧倒的に有利ですし、選手側からすれば低予算球団を条件つり上げのために利用するようなことも考えられ結局は出来レースになる懸念があります。

2人的補償の変わりに金銭補償の割合を上げる

金満球団が痛みを伴うような、出す側の球団が
おいしいと思うような金額設定にしない限り
これもかなり金満球団が有利です。
巨人とソフトバンクがポスティングを認めないってことからも金満球団にとって
選手を売って金銭を得るということはまったくメリットがないということですもんね。
補償が金銭のみになる場合は年俸総額の上限を設定するサラリーキャップ制か
メジャーリーグのように贅沢税の導入をしないと不公平感は解消されないでしょう。

3プロテクト枠を40人にする

枠を40にした場合は希望するような選手が取れないんですかね?
球団によって評価方法も違うと思うので一概にダメとは思いませんが
補償選手を貰う側は選択肢が多い方がいいですよね。
プロテクト枠で揉めるならドラフト指名権譲渡にする方が公平性がありますね。

4FAに参加しない球団を叩くべき

これは暴論です。
参加しない理由は予算的に無理・そもそもいらないとか球団それぞれだと思います。
欲しくもない選手を叩かれたくないかと言う理由で参戦する方が選手に失礼です。
巨人が使命感に駆られて手を挙げているんであればそれはそれでいいとは思います。

まとめ

現状の制度であれば戦力均衡化という意味ではある程度機能していると思いますし不公平感も少ないように感じますが、人的補償で移籍することになった選手の気持ちを考えるとルールの再考も必要な気がします。
ただ、金銭のみやプロテクト枠の拡大だと獲る側が有利になってしまいますので
ドラフトの完全ウェーバー制とドラフト指名権の譲渡がお互いにメリットデメリットがあり
公平なのかなと思っています。
Aランク(年俸額1位〜5位)→1〜2巡目の2枠を譲渡 Bランク(年俸額6位〜10位)→2巡目の1枠を譲渡みたいな感じでどうですかね。
さすがにこの条件なら「FAしたら手を挙げるのがジャイアンツ」なんて言ってられなくなるきがしますね。
金満球団がどういう動きをするのか非常に興味があります。



おまけ

なんかふと思いついた案なんですが
1年間の外国人枠の譲渡なんてどうでしょうか?

ルールは
1FA選手獲得球団は移籍前球団に1年間外国人枠を1枠譲渡する
2譲渡された外国人枠で契約した選手の年俸は移籍先球団が負担する
 内訳はAランク上限3億円Bランク上限2億円Cランク上限1億円
3移籍先球団の外国人枠がすでにいっぱいの場合は1名を自由契約にするか1年間育成選手扱いにしなくてはならない

1年間限定ではありますが外国人枠が増やせまた無償で獲得できるというものです。
いろいろ問題はあるとは思いますが実現したらいいなって思ってます。

それでは、次回もよろしくお願いします。